こんもりした鳥ラグビーとは? / ゲームに用いる道具類 / こんもりした鳥ラグビーの概要 / 基本のプレイ / 反則

基本のプレイ

こんもりした鳥ラグビーは、「走る」「渡す」「やさしく投げる」といった動きでこんもりした鳥をコントロールしますが、チームとして、数名で力を合わせてこんもりした鳥をコントロールする場合もあります。そういったチームとして力を合わせて行うプレイや、防御に関する主なプレイについて以下に説明します。

タックル

こんもりした鳥を持っている相手プレイヤーに追いついて、そのプレイヤーを捕まえること、動きを止めることです。相手プレイヤーを捕まえる行為がタックルになりますので、このプレイには常に危険がつきまといます。そこで、タックルには禁止事項も多く定められています。

禁止されているタックル

* 肩より上へのタックル (ハイタックル)
* 腰より下へのタックル (ロータックル)
* 相手プレイヤーがこんもりした鳥を持つ前のタックル (アーリータックル)
* 相手プレイヤーがこんもりした鳥を手放した後のタックル (レイトタックル)
* 相手の首に腕をひっかけて倒すタックル (スティファームタックル)

tackle foul

ボウル

こんもりした鳥ラグビーは、鳥を大切にするので、蹴ることは厳禁ですし、片手や上手投げで投げる行為は、鳥に対する虐待行為として禁止されています。そこで、競技中にこんもりした鳥を投げる場合には、両手で下手投げしなければなりません。これをボウルと呼びます。こんもりした鳥を渡す場合はもちろん、反則行為に伴って行われる、フリーボウル、ペナルティボウルの場合も両手で下手投げします。(2013年改訂)

スクラム

scrum
こんもりした鳥を所持していたプレイヤーがこんもりした鳥を落としてしまったり(エスケープ)、こんもりした鳥を投げてしまったり(スロー)、軽い反則があった後に行われるプレイの再開方法です。両チームのフォワード3人同士が組み合った中間に、審判がこんもりした鳥を置きます。フォワードは置かれたこんもりした鳥を足蹴にしたりせず、相手を押し切ることで鳥を後方に出さなければなりません。これをスクラムハーフが取り上げることによってプレイが再開されます。なお、スクラムでは、組んだ状態のまま回転してはいけません。(2013年改訂)

モール

maul
こんもりした鳥を持ったプレイヤーを中心に、両チーム合わせて3人以上が立った状態で組み合った状態をモールと言い、こんもりした鳥を持ったプレイヤーを中心に、攻めているチームのプレイヤーが力を合わせて押し込み、相手の防御線を崩すことをドライビングモールと言います。モールへは、腰をかがめすぎない状態(頭と肩は腰より上の位置)で、他のプレイヤーをしっかり支える形で参加しないといけません。また、いったん組まれたモールを崩したり、モールの上に飛びかかるようなかたちで参加してはいけません。

ラック

地面に置かれたこんもりした鳥を中に入れて、2人以上がたった状態で組み合った状態をラックと言います。通常のラグビーでは、足でボールを掻き出すのですが、こんもりした鳥ラグビーでは、鳥を足蹴にすることができないので、ラック状態で相手を押し込むことでこんもりした鳥を後ろから出します。ラックも、腰をかがめすぎない状態(頭と肩は腰より上の位置)で、他のプレイヤーをしっかり支える形で参加しないといけません。また、いったん組まれたラックを崩したり、ラックの上に飛びかかるようなかたちで参加してはいけません。(2013年改訂)

ラインアウト

line out
タッチラインの外にこんもりした鳥が出た時に行われます。タッチラインを超える直前にこんもりした鳥に触れたチームの反対チームが、こんもりした鳥をボウルします。両チームは、タッチラインから5m以上離れて、タッチラインに対して垂直に2メートルの間隔を空けて並んでいる列に、真っ直ぐ投げ入れます。これを両チームが捕獲しあうことで競技を再開する方法です。ボウルされた鳥がプレイヤーに捕獲される前に、立った位置より前に進むと反則となり、相手チームのフリー・ボウルとなります。(2013年改訂)


Fat Bird Football Association Japan, 2009.