こんもりした鳥ラグビーとは? / ゲームに用いる道具類 / こんもりした鳥ラグビーの概要 / 基本のプレイ / 反則

ゲームに用いる道具類

こんもりした鳥

Model Duck

各チームはそれぞれ「こんもりした鳥」を準備しなくてはなりません。プロリーグでは、ライヴ(生)の鳥を用いますが、アマチュアリーグでは、モデル(模型)が用いられます。こんもりした鳥であれば鳥の種類は問われません。一般的に鴨がよく用いられますが、理想的には雷鳥や鶉(うずら)だとされます。鶏がこんもりしているかについては、いまだに協会内で議論があり確定していません。モデルを用いる場合、実際の鳥と同様の大きさと重さであることが要求されます。しかしながら、自然界の鳥には個体差があることから、大きさや重さについては、厳格な決まりはありません。こんもりした鳥ラグビーでは、前半と後半でそれぞれのチームのこんもりした鳥が交替で用いられます。

ラグビージャージ

Rugger Judge こんもりした鳥ラグビーでは、プレイヤーはラグビーに準じた服装・装備をすることになります。もとよりラグビーと類似したルールであることに加え、もし普段着でこの競技をすると、単に鳥をもって走る変な人たちになってしまう危険があるからです。ラガーシャツさえ着ていれば、少なくともこの競技が「ラグビーのようなもの」であることが、観客や通りすがりの人にも簡単に伝わり、より親しみやすさと滑稽さが感じられるでしょう。

審判も適当な格好ではなく、可能な限りソレらしい威厳のある格好をすると良いでしょう。審判帽とのミスマッチが引き立ちます。

ジャッジ・キャップ (審判帽)

Judge Cap
こんもりした鳥ラグビーでは、審判は鳥の気持ちで判定を行います。これを象徴するものとして、審判帽があります。審判は「鳥のかぶりもの」またはそれに準ずるものを着用する必要があります。もちろん、審判は「着ぐるみ」を着用しても良いのですが、それを着用して駆け回ることはたいへんな体力を必要とするでしょう。この審判帽は、各チームの「こんもりした鳥」に合わせて準備する必要があります。例えば、鴨のモデルを用いるチームは、黄色いつばのついた緑色のキャップを準備するとよいでしょう。

ホイッスル (審判笛)

Whistle
こんもりした鳥ラグビーでは、審判は鳥の気持ちで判定を行います。これを象徴するものとして、審判の鳥の鳴き真似があります。審判はその鳥の鳴き真似をするか、またはそれに準ずる笛を吹く必要があります。例えば、鴨のモデルを用いるチームは、鴨笛(ダック・コール)と呼ばれる狩猟に用いる笛を準備するとよいでしょう。

ネスト(巣)

Nest
こんもりした鳥ラグビーのゴールは、巣そのものか、または籐などで編まれた籠です。自分たちのチームが用いる「こんもりした鳥」がしっくりと居心地良く収まる大きさの巣を二つ用意しておく必要があります。巣には、粋な小物として卵など入れておくのも良いのですが、プロリーグで用いる生卵ですと、扱いに慎重さが要求されます。

コーナーポストとフィールド・ライン (2013年改訂)

Postfield line

こんもりした鳥ラグビーは適当な競技ですので、グラウンドにラインを引くような面倒なことはしません。とはいえ、まったく制限がないと、際限なく走らなければならないのでプレイヤーの負担が大きくなります。そこで、「コーナーポスト」と呼ばれる三角コーン、棹、旗またはそれに類するものを四隅に立てて、それらが結ぶ直線(タッチライン)をおおよその競技空間として捉えます。ちょっとくらい手や足が出たところで、細かいことはいいんですが、露骨にこの競技空間からはみ出ますと、ファウルとなります。

いちいち線を引くなんて面倒くさい、という態度は相変わらずです。でも、さすがにフィールドの広さを決めないとまずいだろうとか、ルール改訂に伴っていくつかの線を明確にする必要が出たことなどで、標準的なフィールドのラインを決めました。(2013年改訂)

ケトル (薬缶)

Kettle
こんもりした鳥ラグビーでは、各チームが一つ、水の入ったケトルを持っていることを勧めています。競技で役に立つものではありませんが、様式美のためだとされています。

また、部活には付き物の女子マネージャーがいることが望まれます。「先輩ガンバでーす(はあと)」との声を期待したいところです。サツバツとしがちなチームに潤いをもたらします。


Fat Bird Football Association Japan, 2009.