2008年の白田ゼミは、副テーマとして実践的服飾文化研究をやっていた──ことにしておこう。それは、「服飾を通じて文化理解を進める」というもので、そのためには、和服、スーツ、メガネ、セーラー服、軍服などなどが検討の対象となったが、服飾文化の実践において、もっとも安価で効果的なものが浴衣だった。そこで、夏に「和服で鎌倉合宿」というものが計画された。というか私(白田)が「きっと楽しいよ! コスプレ合宿は。」と押し切った面もある。 さて、鎌倉まで電車で出かけるとして、普通に出かけたのでは面白くとも何ともない。このとき、2008年の3月に卒業してしまった丸山君が一人で実行し、岐阜まで行ったあげくに追い出しコンパに駆け込んでくるという偉業をなしとげ、コンパ参加者全員に感動を与えた 「リアル桃鉄」が思い出された。これを、この合宿において実行してみようと思い、これまた私(白田)が「夏の青春の思い出は、焼けたアスファルトと駅でしょ!」 と押しきったわけだ。こんな企画にホイホイ乗ってくれるゼミ生たちは、スバらしい人たちだと評価しておきたい。 こうして、白田ゼミのリアル桃鉄計画は開始されたわけだが、やはり本家であるしーなねこさんに仁義を通さないとな、ということで連絡さしあげて本家公認ということになった。 さて、2008年9月10日という、青春18きっぷの有効期限最終日に催された、白田ゼミのリアル桃鉄について報告しようと思う。
また、ゲーム開始駅は、それぞれのゼミ生が近い駅に集まってチームを作ることにした。チームは、チーム新宿、チーム立川、チーム八王子、チーム相原の4チームだ。それぞれ5名から編成されている。それぞれのチームは、ゲーム進行状況と停車駅の駅名表示板を、専用に設定されたメーリングリストに報告することが義務付けられた。 そして、最終ゴールが「大船駅」だとわかっているとゲームにならないので、ゲームは二回戦とされた。第一回戦はランダムに選ばれた駅で、まずここを目指してゲームを行う。そしてそのゲームが終了した時のそれぞれの停車駅から、第二回戦である大船戦が開始されるわけである。そして、罰ゲームはあるにはあるが、本家がもっとも重視するだろう「貧乏神Tシャツ」は採用されなかった。いま、大学には「パワー・ハラスメント」という言葉があり、大学の教員は学生に対して何らの強制もできないことになっている。むしろ、学生さんたちの顔色を伺いながらゼミ運営をしなければならない。このあたり、本家からヌルすぎるぞ!ゴラァ!と喝を入れられそうだ。ごめんなさい。 実施要綱として配布された文書は以下のとおり。
白田ゼミ2008年夏合宿 リアル桃鉄実施要綱
・ ルール ゲームに用いられた「サイコロ / カード 対応表」
そして、ぞれぞれのチームのゲーム報告
チーム立川 (学生がwebページをまとめず... オレにやらせる気か?)
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