A Very Very short comment on the Eldred Case
Note

すっごく短い「エルドレッド事件」へのコメント

----------- * -----------

ようやく読み終えた。原本はレッシグ教授のアーカイブで手に入る。

the opinions

There were three opinions. The majority was written by Justice Ginsburg. Justice
Stevens wrote a dissent, as did Justice Breyer.

で、法廷意見から読み始めたんだが、なんだか誤魔化されているような文章で、腑におちない。もう一回通して読むつもり。

法廷意見の内容が「いくらでも延長OK」というのはちょっと誇張で、実際は「そりゃ、議会の仕事だからそっちに任せるよ。 なんかバカな法律だという意見があるけど、憲法違反というほどバカげているとは思えないね」というもの。でもその理由付けがなんか読んでてヘンな印象が抜けない。

私がバカになったのかと心配しつつ、Stevens判事とBreyer判事の反対意見を読み始めたら、こっちはスッキリ頭に入ってくる。Stevens判事は、歴史的観点からの判断を示していて、英米法系のコピーライトの歴史をやった私としては馴染みのある議論の運び方でありがたい。Breyer判事は、法と経済学的観点からの判断を示していて、どうもそっち系のものの考え方をしがちな私にはとても説得力のある判断を示している。で、私の目からみて、まともな議論をしているのが反対意見ということは、私はどこに行っても少数説にならざる得ないというわけか(苦笑)。

さて、こういう愚にもつかないコメントを書いたのは、後から読み直してたら、私が激高して思わず書き込んだコメントが面白かったから、ぜひ披露したいと思って。

何と!! 議員に永遠保護を求めるバカがいたとは!! こいつか!!

あ、今見たら、Mary Bono さんへマーカーひくの忘れてる。あと、Quincy Jonesがミュージシャンだということはわかってる。

アメリカでも著作権法の歴史なんかにはまったく興味のないタイプの議員がいるんだなぁ、と思った。日本の議員さんたちと、そんなに水準は違わないのかもしれない。

----------- * -----------

to Hideaki's Home