能書きはめんどくさいので割愛。要するに、コンソールで作業したり、プログラムコードやスクリプトを書く場合、パスの区切り文字が「円」記号ではウザいと感じる、繊細な神経の人々を対象にしたキャンペーン。
旧くはDOS/Vという時代から、「バルタン星人のようなウザい記号をなんとか美しいバックスラッシュにできないものか」という問題意識は、ごく限定された領域において一般的に ずーっとあった。そのあとWindows 時代に入り、フォント構造が複雑になるにつれて、ウザい記号をバックスラッシュに置き換えるさまざまなテクニックやらパッチやらが開発されてきた。 で、Windows NT 4.0時代までは(FAT16で運用)、美しいバックスラッシュを堪能してきたのだが、Windows 2000にアップグレードしたときシステムフォントが入れ替えられてしまい、あのバルタン星人が復活したのだ。しかも今度はNTFSにしたのでOSを騙してフォントを操作しにくくなってしまった。 そこですこし時間のできた正月になんとかしようと、Webを探し回ったが、意外にも Windows 2000で無理やりバックスラッシュを実現しようという物好きな猛者はあまりいなくなっていたようだ。もう、みんな諦めたのかなぁ。
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基本文献集結城浩のTipsまず、標準のフォント、FixedSys (vgafix.fon)では、ダイアログとかメモ帳とかの文字がでかすぎますよね。なんで14pなんていうでかさのものを使うんだろうか。ダサいじゃないか。というわけで、まず標準のフォントを小さくしましょう。でもNTFSのNT系では、素直にシステムフォントを置き換えさせてくれないので、とりあえず j13*.fon を手に入れましょう。Windows 3.1を持ってる人はいまほとんどいないと思います。日本語版 Windows 9x のCD-ROMを持っていれば、/win9x ディレクトリの mini*.cab のどこかに入っています。 これまたシステムフォントを小さくする方法についての記事。こちらのほうが記述は親切。とくに、Windows NT 4.0 において、システムフォント・ファイルの名称を特定してくれていたので大いに助かりました。 このページの師匠にあたるページ。NetNewsの fj.os.ms-windows で交わされていたバックスラッシュ表示テクニックに関する過去ログへのリンクがある。リンクされている記事はいずれも永久保存版だね。とくにこの記事を参考にして、バックスラッシュ・パッチのあたった msmincho.ttcとmsgothic.ttcを手に入れましょう。 上記のバックスラッシュ化パッチが置いてありました。あと、フォントのどこを書き替えればよいのかについての16進ダンプリストもありました...。 ああ、これを先に発見していれば、苦労しなくて済んだのに... (T_T)。(2003/1/16) Windows のシステムフォントはOSによってロックされているので起動中には手も足も出ない。ファイルシステムがFATの場合はDOSを起動して、ファイルを入れ替えることができたが、NTFSの場合はそういうこともできない。で、どうするかというと、Windows NT / 2000を二つ、一つのマシンに別々にインストールするか、あるいはこの「回復コンソール」を使うしかない。 回復コンソールでは、ファイルのロックをしない状態で、コマンドプロンプトだけを起動し、OS支配下のファイルの入れ替えや操作ができるようになる。これも導入しておいてください。 |