5月11日についに私の本の予約者が現れました(実はこれまで音沙汰なし)。
うれしー!! (^o^)/学術書ゆえ本の値段を心配してらっしゃる方がもしいらしたら、心配しないでください。理不尽に高額だと思われたらキャンセルしてくださっても構いません。そういう方が多数いるということが明らかになれば、私が版元と廉価版について交渉するときの材料になります。また仮に、万が一、何らかの理由で出版できなくなっても、必ずコンテンツは送らせて頂きます。すでに版下はできているのでそうしたことはないと思いますが...。 いま「索引」 作りで難儀しているのです。これも Makeindex で作業していますから、梅雨明けまでには終了できるとおもいます。 超イケてる著作権論文発見!!というか、明治大学の夏井高人先生の文献紹介で気がついたのだけど。あのとっても素敵なパメラ・サミュエルソン教授の論文が翻訳されて本になっていたのだ。高いけど(6000円)みんな買って(借りてでもいいけど)読んでください。 Pamela Samuelson, 情報化社会の未来と著作権の役割 (1998) という本です。これぞ本物の知的財産権研究者の論文ですよ。なんといっても視野が広い。こういう論文を書く人がアメリカにいる、ということだけでも皆さんに知ってもらいたい。ただ「著作権は大事だぁ」「著作権守れぇ」「著作権強化しろー」「アメリカも強化してんだからさぁ」と叫ぶだけの視野の狭い人たちの書き物とは大違い。 おもしろいもの発見!ここを見てみてください中古販売撲滅キャンペーンの理論的無茶苦茶さがよくわかるパロディです。目的を見失った著作権至上主義の行きつく先。 |
| |
| |
| |
|
要旨 |
| |
|
|
| |
| |
|
|
| |
| |
|
キャンペーン公式ロゴマーク(笑) |
春になると、いろんな団体がいろんなキャンペーンを始めるようです。で、私も一人で勝手にキャンペーンを始めてみることにしました。NO COPY GO FREE!
キャンペーンです。ソフトウェアの違法コピーを根絶するための有効な手段として、コピーしてもよいソフトウェアを振興・普及することが挙げられるでしょう。というわけで、ソフトウェアの違法コピーを根絶するために、
Free BSDやLinuxのようなFree OSを使い、GNU
Productsを使うように皆さんに勧めたいと思います。
でも、私自身がFree OSを主に使っているわけではないので、説得力ないですね(苦笑)。そういう根性の足りないユーザーは、おとなしくお金を払ってソフトウェアを使わせていただきましょう。そう、貴方がFree OSのセットアップで徹夜したりヒーヒー苦しむ手間と時間を節約するためのサービスを買っているのだと思えば、市販OSなど安いもの....のはずだけど、市販OSでも徹夜したりヒーヒー言わなければならないのは何故だ? |
もう一つ勝手にキャンペーンを始めることにしました。プロメテウス・キャンペーンです。「NO COPY GO FREE!キャンペーン」は、まだコンピュータというものに先入観のない新人をいきなりFree OSに誘導することを狙っているのに対して、こちらは、それなりに時間や手間をかけて作り出した、自分のコンテンツをできるだけ自由に広くばらまこうという奇特な志をもった人たちを増やしていこうという活動です。ギリシャ神話のプロメテウスの話を知らない人は、こちらへ。 |
|
そうそう、似たような活動といえば、 Project Gutenbergを忘れてはいけません。こちらもどうぞ。 |
タイトルページを短くするために、「付録」を別ページに移動しました。参考資料や、私の雑文、秀丸のマクロなどがあります。 |
白田 秀彰 (Shirata Hideaki) 日本学術振興会 特別研究員 (Research Fellow of the Japan Society for the Promotion of Science) 一橋大学 第二研究棟403号(内線8634) mailto:hideaki@higashi.hit-u.ac.jp |